五周年を迎える「ALPS BOOK CAMP」初日の夜の締めくくりは、〈patagonia〉と旅する八百屋〈ミコト屋〉によるフィルム上映の共演。オーガニックで環境負荷の少ない、持続可能な食品コレクション「patagonia provisions」のストーリーと、兵庫県但馬地方を訪れた〈ミコト屋〉が見た、豊かな自然とその土地に暮らす人たちの記録。松本〈Alps gohan〉が両者の食材を活かした、この夜のための試食を振舞います(数量限定)。
▼ 日時|2018.7.21[土] 19:30開場 / 20:00開始
▼ 会場|木崎湖キャンプ場 STAGE
patagonia / Unbroken Ground
https://www.patagonia.jp/unbroken-ground-film-tour.html
『Unbroken Ground (未開の領域)』が語るのは、私たちが環境危機を解決するための次なる取り組みとして食がもつ重要な役割。土や海との私たちの関係に変化をもたらそうする農漁業に関する4つの地域を探ります。現代の食品の大半は、生物多様性を減少させ、土壌を破壊し、気候変動を悪化させる手法で作られています。しかし、土、水、そして野生生物を回復させる方法で栽培、収穫、生産することにより、食品は環境危機を解決する一部になる、またなるべきであると私たちは信じています。本映像では環境再生型農業、放牧による牧草の再生、多様な作物の開発、そして環境修復型漁法の4つの分野の開拓者のストーリーを伝えます。
Unbroken Ground explains the critical role food will play in the next frontier of our efforts to solve the environmental crisis. It explores four areas of agriculture that aim to change our relationship to the land and oceans. Most of our food is produced using methods that reduce biodiversity, decimate soil and contribute to climate change.
We believe our food can and should be a part of the solution to the environmental crisis – grown, harvested and produced in ways that restore our land, water and wildlife. The film tells the story of four groups that are pioneers in the fields of regenerative agriculture, regenerative grazing, diversified crop development and restorative fishing.
https://www.patagonia.jp/provisions.html
ミコト屋 / FarmTrip in TAJIMA
僕らは青果ミコト屋。旅する八百屋だ。八百屋といっても、市場には行かず、あちこちの畑を旅してまわっている。野菜だけではなく、その背景やストーリーも仕入れたいからだ。ミコト屋号という古いキャンピングカーにテントや自炊道具、編集機材、サッカーボールを積んで、日本中の田畑を巡る旅をしている。そして旅先で出会った健やかな野菜を食卓まで届けるのが、僕らの仕事だ。ひとつの野菜には、その土地の風土や伝統が詰まっていて、作り手の想いや情熱が宿っている。そういうものを、全部丸ごと野菜にのっけて、食卓まで届けたい。だからボクらは今日も旅に出るのだ。今回ボクらが訪ねたのは、日本で最後のコウノトリ生息地として知られる、兵庫県の北部、但馬地方。
東西を鳥取と京都に囲まれ、北には紺碧の日本海が広がる。沿岸の漁港では松葉ガニやホタルイカなど四季折々の海の幸が水揚げされる。穏やかな山並み、悠々と流れる川、萌葱色の木々 、雪解けの清らかな水。豊かな自然がよどみなく循環している。「FarmTrip in TAJIMA」それはボクらが見た、但馬の豊かな自然と、この土地に暮らす人々との旅の記録だ。
青果ミコト屋
東奔西走、日本の畑を旅する八百屋。自分たちの目と舌と感覚で選んだ旬の野菜を食卓まで届け、畑と食卓を繋ぐべく活動している。また移動式の八百屋としてイベント等にも幅広く出展中。著書に「旅する八百屋」(アノニマスタジオ)がある。
Alps gohan / 金子健一
2005年に物書き料理家のマツーラユタカとともにフードユニット「つむぎや」を結成。雑誌や書籍へのレシピ提案、ケータリング、料理教室、食のイベントなどで幅広く活動している。現在、奥さんの地元長野県松本市に暮らしの場を移し、2017年6月松本にカウンター8席だけの小さな食堂〈Alps gohan〉をオープン。お店の看板メニューであるアルプスごはんでは、ご縁のある農家さんのお野菜や合鴨米などの食材が主役になるようなひと皿を提供している。著書・監修などに『お昼が一番楽しみになるお弁当』(すばる舎)、『和食つまみ100』(主婦と生活社)、『ぱんぱかパン図鑑』(地球丸)、『アルプスごはんのつくり方』(栞日)など。