遠藤励スライドトーク / inner focus ～北アルプス・スノーボーディングフィロソフィー～

inner focus とはなんなのだろうか。 遠藤励の写真集に描かれた雪に生きる者たちの世界。 バックカントリーと呼ばれる人の手が加わっていないエリアに分け入って、自分だけのラインを描きながら自然と一体化するという世界感は自然と己の対話であり、そこから得る感動やインスピレーションは心を豊かにシフトする。現在は世界的なスノーマウンテンへと周知された北アルプスの山々で育ち、安曇野ボードシーンに携わり続ける写真家・遠藤励が雪の世界とスノーボーディングというLIFEを豊かに変える魔法の板について語ります。人と自然が融合する幻想的な雪景色、雪を追い求めて生きるスノーボーダーの姿を投影し、真夏の夜に雪の世界を創造します。inner focus。内なる探求と心の豊かな暮らしへ。

プロフィール
遠藤　励（えんどう　つとむ）
写真家。長野県大町市出身。スノーボードカルチャーに精通し雪山での撮影に特化。 90年代より世界各地の雪山を訪れ、エクストリームフォトや雪へのオマージュなどこれまで多くの作品を発表しながらボードカルチャーを牽引。活動当初から写真に対する姿勢を「inner focus」（内面の焦点）と定め、アートとしての表現を探求しながらネイチャー・スナップなど躍動するこの星の輝きと命との調和を求めて旅を重ねている。作品集に18年間のボードヒストリーとライフを描いた「inner focus」（2015 小学館）がある。

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